夜更かし紀行

もしかしたら何かの役に立つ技術的なもの

Windows10 Proの自動更新を無効にする方法 (2019年6月情報)

夜中にPCが勝手にスリープから復帰する症状が再発した。以前対策したはずなのにどうにもWindowsは夜更かしが好きらしい。前と同じくWindows Updateが原因だったのでいっそ自動更新を無効にして対策しました。ちなみに今回紹介する方法はWindows10 Homeでは使えませんので悪しからず。


勝手にスリープ復帰する原因の特定

まずは勝手に起動してしまう原因を特定します。管理者権限でコマンドプロンプトを開いて以下のように打ち込んでください。

powercfg waketimers

これでスリープから復帰させる予定があるタスク一覧が表示されます。この中にUpdateなど文字列が入っていたら大体Windows Updateが悪さをしています。

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理由: Windows は、スリープ状態の解除を要求したスケジュールされたタスク 'NT TASK\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Universal Orchestrator Start' を実行します。

今回もUniversal Orchestrator StartというWindows Update関連の何かが悪さをしています。他にもスリープ復帰する原因は自動メンテナンスなどいろいろありますが、今回は省略します。

以前の不眠症対策

昔はこの方法で対策できたはずですが、いつからか容易にはできなくなってしまいました。
一応説明するとまずはタスクスケジューラで原因となっているタスクを開きます。今回の場合は'NT TASK\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Universal Orchestrator Start'です。

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次にプロパティを開いて条件タブで「タスクを実行するためにスリープを解除する」のチェックを外します。

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ここでOKを押せば設定が完了するはずですが、私の場合はSYSTEM権限で弾かれました。タスクスケジューラをSYSTEM権限で起動すれば解決できそうですがやや面倒だと思います。

自動更新を無効にする手順

Windows Updateを手動更新に変更する方法を説明します。設定を変更する場合はあくまで自己責任で行ってください。自動更新を無効にしても通知は来るので定期的に手動でアップデートするようにはしましょう。

まずグループポリシーエディターを開きます。「ファイル名を指定して実行」から「gpedit.msc」で起動することができます。

起動したら「コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update > 自動更新を構成する」の項目を編集します。

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編集画面では赤枠の部分を編集してください。下のように選択すれば更新プログラムのダウンロードとインストールが手動に切り替わります。

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自動更新の構成は
2. ダウンロードとインストールを通知
3. 自動ダウンロードしインストールを通知
4. 自動ダウンロードしインストール日時を指定
などから選択することができます。

自動更新の設定を元に戻したくなった場合は、有効から未構成にチェックを変えてください。

以上で設定は完了です。自動更新を止めても更新がある場合は通知が来ます。手動更新は設定の「更新とセキュリティ」から可能です。

2019年8月12日追記

スリープ復帰直りました。ただ一緒に電源オプションもいじったので問題の切り分けが怪しい。とりあえず報告は以上です。